080 華怜さんは法律に挑戦したいだけ、北区10校!

「学神、華怜さんを見てよ……」白川華怜の後ろに座っている山田は最も強く感じていた。

一瞬、彼は白川華怜から溢れ出る殺気のようなものを感じ取った。

しかし、頭の中身が乏しい山田は、それをうまく表現できず、ただ畑野景明を見つめながら、やっとの思いで「彼女、なんか変わった?」と絞り出した。

畑野景明は彼を一瞥したが、答えなかった。

彼は前方で真剣に問題を解いている白川華怜を見つめ、先ほどの1分を無駄にしたことを深く反省し、すぐに数学の問題集を取り出して解き始めた。

サボり王の山田は1秒考えた:「……」

まあいいか、国は彼らに任せておけば安心だ。

彼はこっそりスマホを取り出し、森園雄たちとゲームの約束をした。

なぜこっそりスマホを使うのか?

奥田のお母さんは白川華怜と畑野景明のスマホを見ても見なかったことにする。言っても誰も信じないだろうが、白川華怜と畑野景明の二人はスマホでゲームをせず、ただ問題を解いているだけだった。