183制作陣:やばい、今日はここで終わりだ!(2)_3

白川華怜は高校生なので、むやみにカメラに映らないように気をつけていた。

後ろで、監督は大野孝次から視線を外し、順子さんたちに話しかけた。「この白川くんは友達が多いね。この通りの人みんなが彼女を知っているみたいだ。」

でも笑いのポイントがなく、夜の撮影は確かに少し退屈だった。

ただ、今朝は少し素材が撮れたので、編集には十分だろう。

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みんなが話しながら、清水橋に到着した。

清水橋はそれほど長くなく、アーチ型で、非常に壮観な姿をしており、清水通り全体の雰囲気とは不釣り合いだった。

6時になり、橋の灯りが点いた。突然このような橋を目にして、番組スタッフ全員が驚いた。

橋の中央まで来ると、橋の端に立てられた路上障害物と高くそびえる看板が見えた。

さらに前に進むと、「黒水通り」という三文字が全員の目の前に現れた。