196 第2期!強いのは白川華怜と彼女のクラスメートだけ(3/3)

前回の放送が終わると、「友よ來たれ」は各種プラットフォームで話題沸騰となった。

一般人には生まれつき猟奇的な心理がある。

特に黒水通りのような、彼らが一度も聞いたことのない場所に対して。

各メディアは最初、「黒水通り」について一般市民に解説していたが、後に多くの動画が当局によって削除され、ネットユーザーは密かに動画を共有するしかなくなった。

当局が動かなければ彼らは気にも留めなかっただろうが、当局が動いたことで、人々の好奇心はさらに強くなった。

この時、右側の画面には次々とコメントが流れていた——

【白タンクトップ!!!】

【格闘王!!!】

白タンクトップの前回の試合はネットで話題となり、彼はUFCトップ10の選手の一人で、国内で二人目のそのような選手として、格闘技界で大きな名声を得ていた。

【制作陣は一体何者だ、こんな映像も撮れるなんて?】

【制作陣が白タンクトップにインタビューできたら、私は一生ファンになります!】

【……】

格闘場のシーンが終わったばかりで、視聴者たちは興奮冷めやらぬ中、次のシーンは「白虎オークション」に切り替わり、コメントの熱は少し冷めた——

【白虎オークション、それはどこ?】

【すごく豪華だね、私も一瞬お金持ちになった気分】

【……】

白虎オークションを知る人は確かに少なかった。

彼らが撮影した時、白虎オークションは営業していなかったため、視聴者たちはただ珍しさを楽しんでいた。

黒水通りの撮影はここまでで、Weiboでは「格闘王」のホットワードが徐々にトップに上がっていった。

「いや、」渡辺颯はティーカップをテーブルに置き、咳を抑えながら、内心の驚きを和らげつつ、横の松本章文を見て、「お前の...白鳥春姫が参加したのは一体どんな番組なんだ?」

いつも冷静な渡辺坊ちゃまでさえ、この時は指先が少し震えていた。白虎オークションが営業していなかったとはいえ、渡辺颯が外から入ろうとしても、白虎オークションの警備員たちに遠くから追い払われるだろう。まして撮影なんて。

「面白くないとおっしゃっていたじゃないですか?」松本章文は深く息を吸い、顔を上げた。

渡辺颯、「……」