269白川博、ランスの到来!(2更)

キャンパスネットの速度は普通だったが、伊田晴彦はすぐに更新することができた。

【アカウント名:畑野景明

今月のポイント:0

総ポイント:2717458

フォロー数:2

フォロワー数:3】

総ポイント:2717458

300万に近い、なんて傲慢だろう、と伊田晴彦は思った。

予鈴が鳴り、伊田晴彦は我に返った。彼は「あっ」と声を上げ、空沢康利を突っついた。

「これが学神様のだよ、まあまあでしょ」空沢康利は肩をすくめた。昨夜、木村浩に足を引っ張りすぎだと言われたばかりだった。

伊田晴彦:「……」

この人たち、本当に陽城市から来たのか?

彼は視線を隣の白川華怜に移した。彼女はまだあの原文を手に持っていた。

今日の午前中は力学の授業が一日中で、教授はすでにUSBメモリを持って入ってきていた。普段なら、伊田晴彦も真面目に授業を聞く一人だったが、今日は少しぼんやりしていた。

スマートフォンはまだアプリの畑野景明のページを開いたままだった。

クールな畑野景明は、白川華怜以外にはほとんど他人と関わることがなかった。伊田晴彦は我に返り、突然何かを思い出したように、彼のフォローリストを開いた。フォローしているのはたった2人——

【L

白川博】

当然だ。アプリ上で傲慢な第一位をフォローしない人はいないが、今年突如現れた博様は……

アプリ上では毎日彼に関するニュースが流れ、伊田晴彦も他の人と一緒に、この人物がどの研究室に入った新人なのかを推測していた。

しかし今、伊田晴彦は自分のWeChatを開き、白川華怜の名前を見つけてクリックし、彼女のWeChatの名前を見た——

白川博。

最初に白川華怜とWeChatで友達になった時、彼は白川華怜も博様のファンだと思っていた。しかし今となっては、畑野景明は300万ポイントに近い。

彼ら3人の中で、誰が中心なのかは言うまでもなく、白川華怜は絶対に畑野景明より低くないはずだ。時期を計算してみると、博様が突然現れた時期は、新入生がアプリに参加する時期とほぼ同じだった。

伊田晴彦は自分を落ち着かせようとした。

しかしあまり落ち着くことはできなかった。

昼食時に白川華怜の学生証で食事をする時、伊田晴彦は白川華怜と畑野景明を見つめずにはいられなかった。特に白川華怜を。