キャンパスネットの速度は普通だったが、伊田晴彦はすぐに更新することができた。
【アカウント名:畑野景明
今月のポイント:0
総ポイント:2717458
フォロー数:2
フォロワー数:3】
総ポイント:2717458
300万に近い、なんて傲慢だろう、と伊田晴彦は思った。
予鈴が鳴り、伊田晴彦は我に返った。彼は「あっ」と声を上げ、空沢康利を突っついた。
「これが学神様のだよ、まあまあでしょ」空沢康利は肩をすくめた。昨夜、木村浩に足を引っ張りすぎだと言われたばかりだった。
伊田晴彦:「……」
この人たち、本当に陽城市から来たのか?
彼は視線を隣の白川華怜に移した。彼女はまだあの原文を手に持っていた。
今日の午前中は力学の授業が一日中で、教授はすでにUSBメモリを持って入ってきていた。普段なら、伊田晴彦も真面目に授業を聞く一人だったが、今日は少しぼんやりしていた。
スマートフォンはまだアプリの畑野景明のページを開いたままだった。
クールな畑野景明は、白川華怜以外にはほとんど他人と関わることがなかった。伊田晴彦は我に返り、突然何かを思い出したように、彼のフォローリストを開いた。フォローしているのはたった2人——
【L
白川博】
当然だ。アプリ上で傲慢な第一位をフォローしない人はいないが、今年突如現れた博様は……
アプリ上では毎日彼に関するニュースが流れ、伊田晴彦も他の人と一緒に、この人物がどの研究室に入った新人なのかを推測していた。
しかし今、伊田晴彦は自分のWeChatを開き、白川華怜の名前を見つけてクリックし、彼女のWeChatの名前を見た——
白川博。
最初に白川華怜とWeChatで友達になった時、彼は白川華怜も博様のファンだと思っていた。しかし今となっては、畑野景明は300万ポイントに近い。
彼ら3人の中で、誰が中心なのかは言うまでもなく、白川華怜は絶対に畑野景明より低くないはずだ。時期を計算してみると、博様が突然現れた時期は、新入生がアプリに参加する時期とほぼ同じだった。
伊田晴彦は自分を落ち着かせようとした。
しかしあまり落ち着くことはできなかった。
昼食時に白川華怜の学生証で食事をする時、伊田晴彦は白川華怜と畑野景明を見つめずにはいられなかった。特に白川華怜を。