霧島冬真は会議を終えるとすぐに携帯を取り出し、林田瑶子の家の監視カメラをチェックして、夏目星澄が何をしているか確認しようとした。
しかし、カメラの範囲内には誰の姿も見えなかった。
部屋で寝ているのだろうか?
なぜか、星澄の姿が見えないと、彼は不安を感じずにはいられなかった。
彼女の休息を邪魔することになるかもしれないが、霧島冬真は電話をかけて確認することにした。
しかし、電話をかけても誰も出なかった。
何度もかけ直しても、反応はなかった。
霧島冬真は椅子から勢いよく立ち上がった。帰って星澄の安全を確認しなければならない。
しかしその時、林田瑶子が監視カメラに映った。
彼女は星澄の名前を呼んだが、返事はなかった。
林田瑶子は不思議に思い、家の中を探し回ったが誰も見つからなかった。