第467章 祝福の贈り物

霧島冬真は携帯を取り出して、夏目星澄に自分が投稿したSNSの投稿を見せた。「もちろん、私たちの結婚を公表したからだよ。今みんなが祝福のメッセージを送ってきているから、父が特別に大きな祝儀を包んでくれたんだ」

夏目星澄は理解を示したものの、金額が大きすぎると感じた。「でも、このお金は多すぎます。受け取れません」

霧島冬真は彼女の手を優しく叩いた。「受け取りなさい、星澄。父の気持ちなんだから」

夏目星澄はまだ躊躇していた。

そのとき、外からドアベルの音が突然鳴った。

ドアを開けると、登坂萌乃と水野文香が保温ポットを持って入ってきた。

夏目星澄は少し驚いて、「おばあちゃん、水野おばさん、どうしてここに?」

登坂萌乃はにこにこしながら言った。「もちろん、若い二人が再婚したお祝いに来たのよ。ついでに鳩のスープと燕の巣のお粥を持ってきたわ。体を養ってね」