鈴木之恵がベッドに押し付けられた時、まだ頭がぼんやりしていた。跪くことについて話し合っていたはずなのに、どうして話着話着で自分を差し出すことになったのだろう。
昨夜彼があまりにも激しく愛し合ったため、今でも太ももの付け根が痛かった。
鈴木之恵は一度イッたばかりで、少し落ち着いた時、彼の一撃一撃を受け止めながら、泣きながら抗議した。
「藤田深志、人間らしくしなさい!」
藤田深志は額の汗が顎から滴り落ち、声が掠れて普段とは違っていた。
「之恵、もう少しだけ我慢して……」
鈴木之恵は彼の言う「もう少し」がどんな計算なのか分からなかったが、とにかく最後まで、全身が自分のものではないような感覚で、両足がふわふわしていた。
誰が男性の方が疲れると言ったのだろう?
明らかに空っぽにされるのは女性の方だ。