第446章 このクズ野郎を何発か殴りたい

秋山泰成は言葉を整理して、震える唇でゆっくりと口を開いた。

「あの年、会社が立ち上がったばかりの頃、お前の母親が自ら進んで接待に行くと言い出した。彼女がどの取引先と寝たのかは知らないが、その夜帰ってきたときにはお前を身ごもっていた」

鈴木之恵はドレスを両手で強く握りしめ、関節が白くなるほど力を入れた。

「秋山泰成、まだ嘘をついているわ!母さんはあなたに殺されたのよ。どうしてそんな言葉で母さんの清らかさを汚すの?当時、母さんは祖父母と絶縁してまであなたのような貧乏人についていき、あなたの事業を手伝ったのに、どうしてこんな仕打ちができるの?」

鈴木之恵は感情が高ぶり、真っ赤な目で怒鳴った。

「母さんはあなたを裏切るはずがない。世界中の誰が家族を裏切っても、母さんは絶対に裏切らない。家族を裏切ったのは、あなたという気持ち悪い男よ!」