第364章:この噂を否定したくない、むしろ事実にしたい

「裕亮、数日間の撮影が終わってから時田浅子に告白するって言ってなかったか?もう告白したのか?」

「まだ告白していない」柳裕亮は淡々と答えた。

「なぜ学校中が君と時田浅子がカップルだと知っているんだ?」鈴木明は驚いて尋ねた。

「学校中が僕と時田浅子がカップルだと知っている?」柳裕亮は一瞬固まり、問い返した。

「そうだよ!詳細までしっかり語られていて、二人が既に付き合っているとまで言われているんだ」

「わかった」柳裕亮は頷いた。今朝の出来事で、このような噂が広まったようだ。

「じゃあ、告白の計画は変更するのか?」鈴木明はさらに尋ねた。

「必要ない。予定通り進める」

「了解!任せてくれ、必ず成功させて美女をゲットさせるよ!」

柳裕亮は電話を切り、机に向かった。

時田浅子はまだパソコンを見つめ、眉をしかめていた。