第461章:藤原さまは本当に素直

「早く休んで、明日は収録が終わったらすぐに電話してね」藤原時央は優しい声で応えた。

時田浅子は彼が来ないと聞いて、すぐにほっとした。

「わかった!あなたも早く休んでね」

「君がいないのに、眠れるわけがない?白沢に会いに行くよ」

「お酒を飲みすぎないでね」時田浅子はこの言葉を思わず口にし、言った後で自分でも驚いた。

「わかった、今夜は一滴も飲まない」

藤原時央が彼女の言うことを聞いたのだ!

時田浅子はまた驚いた。

藤原時央がこうなると、彼女はすぐに戸惑ってしまった。

「切るね」彼女はすぐにビデオ通話を終了した。

通話が終わった後も、彼女は洗面所に長い間立ち尽くし、外に出ることができなかった。

なぜなら鏡の中の彼女は、顔が赤くなっていて、心臓の鼓動が速く、どれだけ深呼吸しても、心臓はドキドキと激しく鳴り続けていたからだ。