第485章:良心に手を当てて答えなさい

時田浅子の心は彼の接近によって、絶えず加速し、呼吸すらできなくなり、窒息しそうだった。

藤原時央は時田浅子がスポーツウェア姿であることに気づき、彼女と森山緑はお酒を飲みに来る約束をしていたわけではなく、思いつきで来たのだろうと推測した。

今日は彼女の番組が放送されたのではないか?

彼女はサンライト団地に残って、母親と一緒に番組を見ると言っていたのに、どうして出かけてきたのだろう?

「君が森山緑とこんな場所に来るなんて」藤原時央が突然口を開いた。

時田浅子は眉間にしわを寄せた。「あなただってここにいるじゃない?」

藤原時央:……

「女の子はこういう場所に出入りするべきじゃない。これからは、私と一緒でない限り、こういう場所には来ないで、わかった?」

「森山緑はよく来てるし、中には女の子もたくさんいるわ。もう2022年なのに、女の子が酒場に来てお酒を飲むのがどうしたの?」時田浅子は反論した。