第628章:子作りの大軍

時田浅子は菓子を入れる棚を開けると、中はぎっしりと詰まっていた。

これらはまだ前回彼女と藤原時央が下のショッピングモールに行った時に買ったもので、彼女はまだ食べる機会がなかった。

「わあ!こんなにたくさんの美味しいものが!」中村佳奈恵も見つけて、すぐに立ち上がって近づいた。「これがほしい」

「ママ、実はご飯を食べたくないで、お菓子が食べたいんでしょう?」団団は大きな目をパチパチさせながら中村佳奈恵を見た。

中村佳奈恵は大きなお菓子の袋を抱えながらにこにこと息子の頭を撫でた。「ママはあなたがたくさん食べると虫歯になるのが心配なの。ママの歯はもう生え変わったから、小さな虫さんは怖くないけど、あなたの歯は怖いのよ!」

時田浅子:こんな風にごまかせるの?

団団はすぐに頷いて、大きな袋を一つ時田浅子に渡した。