だから、彼女たちはグループを作ったけど、彼を入れなかったの?
彼は思わず眉をひそめた。
入れないなら入れなくていい!
彼はそんなグループに入りたくもない!
「浅子、私たちのこのグループ、何て名前がいいかしら?」大木嵐が時田浅子の意見を求めた。
時田浅子はすぐには良い名前が思いつかなかった。
「仲良し家族でいいんじゃないか」おじいさんが提案した。
「それいいわね!」大木嵐が頷いた。
「うん、その名前いいわね」時田秋染も賛成した。
時田浅子はその名前を聞いて、ネット上のいくつかのミームを思い出し、思わず笑いながら頷いた。
「よし、変更するわ」大木嵐はすぐに操作した。
仲良し家族!
藤原時央は皆を見ていた。彼の分がない。彼はこの家族の一員ではないのか?
グループに一人足りないのに、誰も気づいていないのか?