第121章 神助攻の小三爺

夜中、藤崎雪哉は書斎で仕事を終えて出てきた。

そして気づいたのは、彼女が本当にソファで丸くなって眠っていたことだった。

慎重に彼女を抱き上げて部屋に連れて行き、自分の部屋に戻って着替えるパジャマを取りに行った。

ドアを開けると、藤崎千颯が彼のベッドに座って元気よくゲームをしているのが見えた。

藤崎千明は彼が入ってきたのを見ても、彼の部屋を占領していることに少しの罪悪感もなく、にこにこと手柄を自慢した。

「兄さん、こんな良いチャンスを作ってあげたんだから、感謝してくれてもいいんじゃない?」

藤崎雪哉は服を取り、無表情で言った。

「二度とするな。」

「だからさ、早く藤崎の二の若様を追い出せばいいんだよ。あいつは電灯役以外何もできないんだから。」藤崎千明はスマホを置き、誇らしげに胸を叩いた。