『命果てぬ夢』は当初、堀夏縁を原型として創作されたもので、そのため女主人公の名前は小林夏縁と名付けられた。
物語は、重度の心臓病を患う少女・小林夏縁と、没落した音楽家との間の互いに救済し合う心温まるストーリーである。
音楽家はかつて天才少年だったが、ある事故で両親を亡くし、それ以来曲を書けなくなってしまった。
小林夏縁は重度の心臓病のため、自殺を考えたこともあったが、音楽家の一曲を聴いて生きる希望を見出し、残された命を前向きに生きることを選んだ。
彼女は奇跡的に一年また一年と生き延び、その音楽家を探し続けたが、かつて彼女に希望を与えた音楽家はすでに堕落し、歌を作ることも歌うこともなくなっていた。
そこで小林夏縁は音楽家が再び音楽への情熱を取り戻し、曲を書き、歌い始めるよう手助けした。