第591章 堀家の母娘はやはり問題あり2

自分が欲しかった答えを得た後、ウォルソンはドアを開けて出て行った。

堀夏縁と母親の鈴木香がまだ外で待っていて、彼を見て尋ねた。

「すみません、嘘発見器の結果はどうでしたか?私たちはもう帰っていいですか?」

「何も問題ありません。お帰りいただいて結構です」とウォルソンは言った。

鈴木香は荷物を手に取り、相手に軽く頷いた。

「では...早く犯人を見つけてくださることを願っています」

彼女たちを疑わなくなったということは、本間壮佑たちを調べに行くつもりなのだろう。

「私たちに時間を無駄にするより、本間家の人たちを見逃すべきではないでしょう」と堀夏縁は言った。

ウォルソンは微笑んで、「我々は何をすべきか分かっています。お二人はどうぞお帰りください」

堀夏縁と母親の鈴木香は実験室を離れ、玄関を出ると明らかに二人とも安堵のため息をついた。