もともと、竹内家の人々は『素顔の対話』の生放送を見ていて、今回は荒木雅がもう立ち直れないだろうと思っていた。
結果、千秋芸能のマネージャーに現場で顔を潰された。
最初、石橋林人が荒木雅の入院記録と竹内薫乃母娘が荒木家に住んでいたという報道を出した時、彼らはただ心配していた。
しかし、この件は広報を通じて外部に説明することができるはずだった。
結果、すぐに石橋林人が写真を公開し、その写真には中山美琴と山本守が服装を乱して寝室にいる姿が写っていた。
中山美琴はその場で青ざめ、「これは…」
この写真がどうしてここで公開されるのか?
竹内おばあさまはそれを見て、怒りで体を震わせながら中山美琴を見た。
「これはどういうことだ?この写真はどういうことだ?」
「お母さん、それは本当じゃないんです…」
中山美琴は弁解し、家族を落ち着かせてから外部への説明方法を考えることにした。
「何が本当じゃないって、あのくそ女を送ったって言ったのはあんただろう、なのにその数日間、あんたは出張で帰ってこなかった。あんたが山本社長と一緒にふしだらな真似をしていたんじゃないのか…」
「お母さん、どうしてそんなことが言えるの?」中山美琴は怒って立ち上がり、冷たく問い返した。
彼女はこの家のために心血を注いできたのに、この老婆は彼女が男の子を産まなかったというだけで、一日中彼らが離婚することを望んでいる。
彼女も考えるべきだ、中山美琴がいなければ、今頃彼女は大邸宅で優雅な生活を送れただろうか?
彼女の息子は隆成グループの社長になれただろうか?
しかし、竹内おばあさまだけでなく、竹内家成も疑わしげに中山美琴を見ていた。
「山本守が事故に遭う前の期間、お前たちは頻繁に電話をしていた、それでもお前たちに不倫関係がなかったと言い張るのか?」
あの期間、彼はただ仕事のために頻繁に連絡を取り合っていると思っていたが、今考えると彼の背後で何度も密会していたのだろう。
山本守が交通事故で入院し、植物状態になっていなければ、恐らく二人は今でも関係を続けていただろう。
「あなたは何を言っているの?私はあなたのため、この家のためにこれだけのことをしてきたのに、たった数枚の写真で、あなたたちは私を疑うの?」中山美琴は歯ぎしりするほど怒った。