第3章 妹のアイドル地獄と黒歴史祭り

リンウーが江城二中ホールで震えてる。スポットライトが焼き鳥屋の炭火みたく顔を炙る。安マスカラが汗で滲み、目の下に熊貓みたいなクマ。「私…練習時間2日半のソロ練習生…」最前列のウーリーが血のついたカマみたいな赤唇で嘲笑。

「パパの会社倒産寸前！でも歌う！」観客席が墓場みたいに静寂。突然後ろから「ウー！兄貴がカップ麺代全部投げ銭したぞ！」蜘蛛の巣頭のリンフォンが乱入。ライブ画面に「火箭」連発、BGMは『好運来』のチャルメラver.「みんなガンガン投げ銭！妹のデビュー戦や！ダブルクリックでポルシェ、兄貴が胸で石割る！」

ウーリーが机バンバン「中国版『フーフーガールズ』かよ！」キラキラの「人身売買契約書」をブチまく「アイドル界のルール――下手でもいい、貧乏はダメ！」

リンフォンがステージ駆け上がり、床を「ギィィ！」とキー音立てる。契約書を目を細めて読み「この違約金のゼロの数！五菱グループ丸ごと買えるじゃねーか！」

「お兄ちゃん！」リンウーが突然マイク奪い中二病発動「オリ曲歌う！」前奏が流れた瞬間、『最強民族風』と『テンション』の融合曲と判明。

「卵色のドレス～ふわふわヘア～」リンウーが目閉じて絶叫、音程がノコギリで耳切られる「パパの研究所～ポップコーン化～」ウーリーのタピオカが鼻から噴射、黒糖玉がまつ毛にぶら下がる。リンフォンがノイキャンつける頃にはコメ欄炎上【これ葬式用BGM？】【音程死亡フラグ】【カメラどいて審査員の白目見せろ！】

背景パネルが「バキッ」と裂け、灰雀の巨大ロゴ出現。リンフォン目ん玉飛び出し→緑目の鳥がウィンク「マジ！？ホログラム進化しすぎ！」瞬きする間にロゴが元に戻る。

漁師帽の審査員が立ち上がる。懐中時計の鎖が不気味に光る「林さん…個性は光ってますね」。帽子上げた顔が倉庫の写真男と同一人物！

「兄ちゃん！合格した！」リンウーが跳ねる中、リンフォンは審査員の消えた通路を凝視。ウーリーの嘲笑が背筋を這う「おめでとう…人身契約発動よ」。

深夜の研究所は心霊スポット化。リンフォンがスマホライトで潜入→棚のデブ猫「橘座」がファイルを散らかす。

「金穂霊ファイル…」床を這うリンフォン、橘座のシッポに巻かれた実験日誌発見。「7月15日、鼠007が三つ目になり『岳陽楼記』を天津ラップ調で暗唱…」想像したリンフォンが豚みたいに笑い悶える。

「チリーン！」鎖の音で凍り付く。ロッカー越しにウーリーと「アインシュタイン」が密談。青い試薬が妖しく光る。

「灰雀には新鮮な実験体が」「アインシュタイン」の鎖が試薬を弄ぶ「あの妹の歌声は脳波共鳴を誘発…」

「+500万」ウーリーがミント煙草に火をつける「ついでに、ウィッグずれてるわ」。

ロッカー内のリンフォンが必死に声を噛み殺す。橘座の目が「人類は愚か」と語る。

翌朝、校門前で前衛芸術展開。リンフォンがマーサラティを「潜規則拒絶！妹を返せ！」の横断幕で封鎖→YSLリップで書かれた文字が遠目に血文字。

「社長、最新応援プラン」周秘書がシェアサイクルで登場「A案：炎上商法で逆転。B案：キーボード食い生配信…」

「C案で行く！」リンフォンがおばちゃんのBluetoothスピーカー奪取「みんな見てくれ～！」『酔いどれ蝶』×『野狼ディスコ』の地獄ミックスで雀3匹墜落。

通りかかった教頭がカツラ直しながら「リンフォン！元不良の意地は！？」

「時代は変わった！」リンフォンがスナック菓子を押し付け「今は保護者代表だ！妹に投票で老壇酸菜麵プレゼント！限定トイレクリーナーも！」

野次馬がスマホ一斉撮影。配信視聴者10万人突破、コメント欄【笑】の洪水。

リンウーが屋上に監禁され「エネルギー飲料」震えてる。「飲めば鞠婧祎級」の謳い文句に兄の「カップ麺は写真参考」の声が蘇る。

「飲みな」ウーリーが瓶で死亡リズム「さもないと兄貴を実験台に…」

ドア蹴破り登場のリンフォン、消防士コスでヘルメット逆被り「妹を離せ！イチゴ消火剤ぶっかけろ！」

もみ合いで瓶が粉砕→桃色液体が煙発生。ウーリーが突然『白鳥の湖』を踊りだし「わたくし清純なる白鳥～大清の遺産～」

「兄ちゃん…これ幻覚剤入り…」リンウーが瞳孔拡散「ウーリーの頭に猫耳生えてる…」

「逃げろ！」リンフォンが妹を担いで突撃→灰雀マークの段ボール倒す。橘座が箱から顔出し、鼠のシッポを咥えてニヤリ。