年明けの天気はとても良く、何日も続けて晴れの日が続いていた。
星野夏子は三日に広報部と帝光エンターテイメントシティのオープニングセレモニーの詳細を決めた後、翌日から朝早くから夜遅くまで帝光エンターテイメントシティに向かって忙しく動き回っていた。
五日から帝光エンターテイメントシティの試験営業が終了し、施設は清掃整備作業に入り、清川の従業員たちも続々と戻ってきて手伝い始めた。
星野夏子は自ら整備作業を監督し、バックヤードの運営事項を監視し、少しの休憩時間もなかった。
この時、星野夏子はエンターテイメントシティの大広場の端に立ち、向かい側のスタッフが広告看板を下ろして新しい巨大看板に交換するのを見ていると、傍らの片岸マネージャーが突然声をかけた。「星野監督、さっき藤崎取締役が明日戻ってくるとおっしゃいましたか?」