——橋本さんと星野さんへの贈り物!
橋本楓は目を細め、そのカードを数回見つめたが、特に変わったところは見当たらなかったので、脇に置き、そして無造作に箱を開けた……
目に入ったのはCDで、その下には仕切りがあるようだった。
橋本楓は疑問に思いながらCDを手に取り、しばらく躊躇した後、前方の機械に向かって歩き、CDを入れ、そして戻ってソファに座り、リモコンを手に取ってディスクを再生した……
少しのバッファリングの後、テレビ画面に星野心の姿と見知らぬ男性が映し出された。場所はどこかのカフェの隅のようだった。
映像はかなり古いもののようで、当時の星野心は十代の清純な姿で、映像はあまり鮮明ではなく、話し声もやや不明瞭だったが、かすかに星野心がその人を「いとこ」と呼んでいるのが聞こえた……
そしてこの人物は少し見覚えがあるように思えた。橋本楓は自分がどこかで彼を見たことがあるような気がした!
橋本楓は深い瞳で画面をじっと見つめ、その後、星野心が小切手のようなものと厚い封筒を男性に渡すのを見た。
声があまりにも不明瞭で、橋本楓はかろうじて星野心が言っているのを聞き取れた——
「これは小切手……それと3万円です。事が成功したら、いとこには必ず報いるわ」
男はすぐにそれを受け取った。星野心は考え込み、少し躊躇した後、とても葛藤しているようだったが、最終的にはバッグから薬の包みを取り出して男に渡した。「これ、使うかどうかはいとこ次第……ただ彼女が自分から離れてくれれば……」
「心配するな、星野夏子なんて簡単だ。絶対に何とかしてやる……橋本楓も橋本家もお前のものだ。ただし、その時は……」
「その時は、もちろんいとこのことを忘れないわ……いとこは数日待ってから動いた方がいいわ……」
「わかってる……」
……
次の場面は、星野夏子が草原で山田健と話していた時のものだった……
「お前みたいな女がこんなに手ごわいとは思わなかった。あの薬を使って、お前を殺してしまえばよかった!お前のヌード写真集をメディアの一面に載せてやるところだった!」