第398章 最も美しいウェディングフォト(2)

昼食の後、メイクアップアーティストがやって来た。一緒に来たのは藤崎凌子と真だった。凌子は到着するとすぐに星野夏子を引っ張ってウェディングドレスを試着しに行き、藤崎輝と真はリビングでお茶を飲みながら話をしていた。

ウェディングドレスはすべてオーダーメイドで、20着以上並んでいた。ロイヤルブルー、ライトパープル、ベージュ、白など様々な色があった。

カジュアルなイブニングドレスもあり、普段の夜会にも着ていけるものだった。

化粧台の前で、星野夏子は薄化粧をしただけだった。ウォークインクローゼットの前のジュエリーボックスには、藤崎輝が出張のときに彼女のために買ってきた様々なアクセサリーが置かれていた。コーディネートに合わないものがあるかもしれないと心配して、帝光ジュエリーパレスからも数セット送ってもらっていた。