「世界って、どうして、回ってるの?」
「違うよ、明らかにあなたが回ってるだけ…」
深夜の街で、酔っぱらった二人の女の子がタクシーを降り、隣のアパートへと向かっていた。
「だから言ったでしょ…」お酒を飲んだせいで、二人とも口がもつれていた。「お酒を飲むなって…飲むなって…なのに、あなたが飲みたいって言うから、ほら見て、世界が回ってるじゃない~ふふふ」
「嘘つき」もう一人の女の子が彼女の腰に手を回し、自分もふらついているのに、相手が転ばないように必死に支えていた。「私は一つの壺だけって言ったのに…まあいいわ、あなたが~一つじゃ足りない…二つじゃ~少なすぎる…三つがちょうどいいって~言ったんでしょ?あなた自身が言ったんじゃない」
「そうだったかも~そう言われると思い出したわ、私たちが飲んでたのは何だっけ…?」