313 直子さん発威(三更)

「学生会に入りなさいよ」秋山直子は手を上げて、あまり気にせずにタオルをテーブルに投げ、そしてスマホとイヤホンを手に取った。

その口調はゆっくりとして、ほとんど感情の起伏がなかった。

大学の寝台はほとんどが上がベッドで下が机だった。

秋山直子はスマホとイヤホンを持ってベッドに登り、何かを思い出したように頭を出して南雲慧の方を見て、非常に嫌そうに口を開いた。「用がないなら学生会に入らないで、面倒くさいから」

この言葉は、もちろん忙しさが一定のレベルに達していた相馬律が、彼女が学校に来た時に、厳しく注意したことだった。

さらに彼女に一つの策を教えた、困ったことがあれば学部長を盾にすることだ。

彼女はそう言って、カーテンを下ろした。

南雲慧と杉森汐はお互いに視線を交わした、「……」