336チケット、南雲慧を9組ゲームグループに招待(2回目)

東大女子寮。

杉森汐が洗面所から出てくると、秋山直子の机はもう空になっていた。

「また図書館に行ったの?」杉森汐は声を潜めた。本当に頑張りすぎだ。

寝る時間以外は、ほとんど姿を見かけない。

南雲慧が教科書から顔を上げ、少し眉をひそめた。「うん、彼女は中間テストで自動制御を受けるから。ダブルメジャーは取るのが大変なのよ」

東大の授業は難しく、一つの専攻をマスターするだけでも容易なことではない。ダブルメジャーを取るには当然、普通の人より多くの努力が必要だ。

向かい側で、氷川珊瑚は自分の本を片付け終わり、鏡の前でイヤリングをつけていた。話を聞いて、少し首を傾げた。「彼女まだダブルメジャーを諦めてないの?」

「うん」南雲慧は腕時計を見た。夜にはまだ公開講座があるので、彼女は本を片付けた。