霧島咲姫は緊張して自分のドレスを引っ張った。彼女はこのような服を着るのはもう3年近くなかったし、ましてやこのような場に現れるなんて。
今回は、神城連真の妻として、神城家が認めた嫁として。
そう思うと、彼女の口元にはさらに微笑みが浮かんだ。
神城連真はずっと入り口に立っていた。女性にこれほど忍耐強く接したことはなかったが、心から喜んで外に立ち、彼女を一目見るためだけにそうしていた。
目の前の女性は肌が雪のように白く、卵の殻をむいたようにつややかで、その美しさは比類なかった。彼女は白いオフショルダーの長いドレスを着ており、体にフィットしたイブニングドレスが彼女の体型を完璧に引き立てていた。
豊かな胸とヒップが強調され、一目見ただけで目が離せなくなるほどだった。
滑らかな首元だけが少し浮いて見えた。