第316章 監禁

その後、神城連真は立ち上がった。

彼は無意識に床に落ちていた服を拾って身につけると、淡々と女性に一瞥をくれた。

霧島咲姫も当然、この男が自分に対して態度を変えたことに気づいていた。以前は何かと大事にしてくれていたのに、ほんの少しの言葉でこんな風に変わってしまうなんて。

もし証拠を見ていなかったら、この男にいつまで騙され続けていたか分からない。

神城連真は霧島咲姫を見て言った。「お前はこんなに言うことを聞かないなら、これからは私の部屋で過ごすことになるぞ」

そう言うと彼はためらうことなくその場を去り、家政婦を呼んだ。家政婦は階下にいて、二人が階上で喧嘩しているような気配を感じ取っていた。彼女は恐る恐る近づいてきた。

家政婦が口を開く前に、彼は言った。「霧島咲姫は今後、私の部屋で休むことになる。私の許可なく彼女を外に出してはならない」