第395章 大会参加を拒否

霧島咲姫は部屋に戻った後、心から申し訳なく思い、再び守屋朝陽に電話をかけて謝罪した。

「咲姫、そんなこと言わないでよ、大丈夫だよ。子供だもの、この時期にお父さんがいないと、どうしても情緒不安定になるものさ。君が彼をしっかり世話してあげて、何か手伝えることがあったら、いつでも言ってくれよ!」守屋朝陽はむしろ彼女を慰めた。

霧島咲姫は心が温かくなった。「ありがとう、朝陽!」

二人は急いで電話を切った。やはり長年の友情があれば、お互いを思いやることができるのだ。

その時、桐島家のリビングでは。

桐島詩雲は最近外出せず、ずっと人を使って霧島咲姫を尾行させていた。

桐島家の者たちはリビングに集まっていた。

桐島詩雲は思わず嘆いた。「あの霧島咲姫って、本当に浮気な女ね。連真がいなくなるとすぐに他の男に手を出して、本当に恥知らずだわ!」