第186章 甘奈が黒田さんに電話をかける2更(2)

黒田真一は西村絵里が落ち着かない様子を見て、薄い唇がかすかに上がり、直接西村絵里を抱き寄せ、シャワーヘッドの下へと移動した。

黒田真一が位置を変えるにつれて、先ほどは少し濡れただけだったが、今では西村絵里と黒田真一に直接水がかかってきた。

西村絵里の体はすぐに濡れてしまった。

「黒田真一!」

「私は濡れた……あなたも一緒に濡れないと、公平じゃない」

西村絵里:「……」

幼稚。

西村絵里はその場で怒り、問いただした。「黒田真一、あなたはいくつなの?まだそんなに幼稚なの?」

まるで甘奈とそっくりだ。

甘奈が一番好きなことは、お風呂で水を自分にかけることだった。それは子供の楽しみ方だ。

黒田真一は眉を上げ、無造作に言った。「30歳だ。君はTfboyが好きなんじゃないのか?どうして……男が幼稚な方が好きじゃないのか?」