第326章 パパとママは知り合いなの?2更(9)

有栖川:「……」

有栖川は理解した……

この小さなロリータは、彼氏を量産する機械なのか?

自分たち三人全員を彼氏にするつもりなのか?

有栖川の口元が数回痙攣した。

小さなロリータの潤んだ大きな瞳は明るい光を放ち、とても魅力的で、艶やかで、まるで花のようだった。

「もちろん問題ないよ」

「やったー!じゃあ、有栖川さんにもハンコを押しますね」

甘奈は満足げに唇を曲げ、つま先立ちになって、有栖川の頬にもしっかりとキスをした。

有栖川:「……」

小さなロリータの唇は柔らかく、綿菓子のようだった。

うん……とても可愛いな。

……

VIP休憩室:

西村絵里は恥ずかしさのあまり、ステージに駆け上がって小さなロリータを抱き下ろしたいと思った。

本当に恥ずかしすぎる。

甘奈……

もう十分だよ。