第490章 黒田さんが用意したサプライズ2更(1)

大統領スイートの中:

西村絵里は足の震えで、ウールのカーペットに倒れ込み、悔しさでいっぱいだった。

黒田真一という人渣め……

衣冠禽獣。

少し……節制できないのか。

西村絵里が倒れた音で、ベッドの上の黒田真一と甘奈はすぐに目を覚ました。

黒田真一は西村絵里が床に倒れているのを見て、表情を変え、素早く起き上がり、西村絵里を抱き上げてベッドに寝かせた。眉をひそめ、西村絵里の両足を見て、彼女に何も問題がないことを確認してから、やっと少し安心した。

西村絵里:「……」

黒田真一……

髪は少し乱れ、目覚めたばかりで、胸元のボタンが2つ開いていて、引き締まった胸が露わになっていた。とても妖艶で、人を惹きつける。

西村絵里は不自然に視線をそらし、頬を少し赤らめた。

朝起きて、美男子が自分の前にしゃがんでいるのを見るなんて、特に昨夜二人がピアノルームで過ごした甘い時間が、西村絵里の脳裏に鮮明によみがえった。