二人とも服を着ていなかった……肌と肌が触れ合い、異様な感覚が全身を包み込む。
西村绘里の小さな顔は熱く火照っていた。
「绘里、僕は思うんだ……こうしているのは誠実で……率直だと……」
西村绘里:「……」
冗談じゃないわ。
黒田真一の大きな体はとても熱く……まるで自分の肌を焼き尽くすかのようだった。
西村绘里の肌は紅潮に覆われていた。
西村绘里は顔が真っ赤に染まり、喉もかすれて、一瞬何を言えばいいのか分からなくなった……
「西村绘里、さっきは……僕と話したいって言ったじゃないか?今はどうして続けないんだ?」
西村绘里:「……」
確かに座って話すと言ったのに。
誰が……
向かい合って……こんな裸のままで話すなんて言った?
「黒田真一……私は思うんだけど……こういうことは、節制すべきよ……さもないと……やりすぎると……体に影響が出るわ……機能低下とか……」
西村绘里は医学用語をそのまま口にするのは恥ずかしくてできなかった。
黒田真一のような厚かましさは持ち合わせていなかった。
黒田真一はそれを聞くと、薄い唇がかすかに上がり、とても妖艶だった。
こんな様子の西村绘里は、本当に面白かった。
普段の女性の冷たい態度よりも、ずっと愛らしく感じた。
黒田真一は興味深そうに大きな手を伸ばして女性の白い頬に触れ、何気なく口を開いた。
「一体どんな機能が低下するんだ?西村绘里、はっきり言わないと、僕にはわからないよ。ねえ?」
西村绘里:「……」
黒田真一の「ねえ」という一言は、とても色っぽかった。
西村绘里はその一言で、呼吸さえ困難になったように感じた。
全身が熱くなり、イライラして言った。
「あの……性機能よ……」
西村绘里がそう言うと、男の心地よい磁性のある笑い声が耳元で響き、自分が何を言ったのか気づいて、顔が一気に真っ赤になった。
自分が……黒田真一と今、裸で向かい合って、公然と性機能低下の問題について議論しているなんて。
西村绘里は穴があったら入りたい気分だった。
しかし男の磁性のある声は容赦なく耳元で響いた。
「ふむ……つまり……前の二回は黑田奥さんを満足させられなかったということか?だから……黑田奥さんは……今、僕の性機能を疑っているのかな?」
西村绘里:「……」
黒田真一は明らかに自分の意図を曲解していた。