「まだ選んでないよ、ずっとあなたのドレスが決まるのを待っていたんだ。その時にあなたに合わせて私のを選ぶつもりだから。」
村上念美:「...」
これはカップルコーデと言えるのだろうか?
村上念美は店員が敬意を表して去った後、思わず口を開いた:「景裕...私たち二人の関係が近づいていると思わない?」
「どうした?嫌なのか?」
「ううん...」
村上念美はすぐに否定した。
「うん...最初に私たちをやり直そうと言ったのはあなたじゃないか...」
言外の意味は、あなたの言った通りにしているだけだということ。
藤原景裕は自分の感情をコントロールし、いつもと変わらない口調で、冷たくもなく温かくもなく、村上念美に異変を感じさせないようにした。
「そうね...だから私は頑張らなきゃ、あなたを忠犬夫に育て上げないと...」