128 老夫少妻、体がもたない_3

必然だね...

二人の性格は、どちらも人に好かれ、心配されるものだ。

...

村上念美は小さく口を開けてシャンパンを飲み、藤原景裕が気づかないうちに、こっそりとワインラックの方向へ歩いていき、もう一杯持ち帰ろうとした。

普段から、藤原景裕は彼女を厳しく管理している。

これは貴重なチャンスだ。

特にコーラ...もう長い間飲んでいないのだ。

飲みたい!

...

村上念美がワインラックに着いたとき、夏目愛子が指を噛みながら、ワインラックの前に立って慎重に考えているのが見えた。

どのお酒を飲めるか研究しているようだった。

夏目愛子がシャンパングラスを手に取ろうとするのを見て、村上念美は口角を上げて言った。「あなたはまだ若すぎるわ...シャンパンのようなアルコール飲料は適していないわ」

夏目愛子:「...」

はぁ、木村陽太おじさんが言ったことと同じだ。

夏目愛子は小さな口をもぐもぐさせながら、不機嫌そうに言った:「なんだか婚約パーティーって、ここにはコーラもないし...本当につまらないわ」

村上念美:「...」

本当に夏目愛子のことがますます好きになってきた。

自分の性格や好みにもとても似ているな。

コーラか。

「うん、私もそう思うわ、残念ね...ここにはコーラがないなんて、私もずっと飲んでないのよ」

「藤原奥様も、コーラが好きなの?」

夏目愛子は水を含んだような大きな目を開いて、好奇心いっぱいに尋ねた。

村上念美はその言葉を聞いて力強くうなずいた。「そうよ...でも、藤原さんが許してくれないの」

村上念美は無力な様子で両手を広げ、それを見た夏目愛子は吹き出して笑った。

「二人はとても愛し合ってるのね、へへ、私のパパもコーラを飲ませてくれないわ、ママが言うには、これも心配と愛情なんですって」

村上念美はその言葉を聞いて瞳を微かに動かし、その後静かに言った:「いつか将来、あなたと木村陽太兄さんもこうなるわよ」

夏目愛子は小さな口を尖らせた、どうしてそうなるの?

自分は穏やかなおじさんに興味なんてないわ。

それに、おじさんには好きな人がいるし。

しかも...その人はとても素晴らしい人だから、夏目愛子にも自覚はある。

「へへ...ありがとう、藤原奥様」

「遠慮しないで」