レストランは笑い声に包まれていたが、リビングのソファに座っていた青木朝音は、退屈そうにお菓子を食べながら、スマホで囲碁の対戦ゲームをしていた。
彼女は青木愛茉の料理を嫌っているわけではなかったが、正直に言えば、その味は大したことなかった!
結局のところ、かつて星間料理人だった彼女と比べれば、青木愛茉の腕前は最低レベルに属するものだった。
そのレベルの料理なら、当時なら路上の野良犬さえ見向きもしなかっただろう。
その一方で、本家では。
青木のお爺様は今日、ゲームで一日中ボコボコにされ、夕食を食べる気分にもなれなかった。さっき青木誠司から電話があり、食事に来るよう誘われた。青木愛茉が自ら腕を振るった料理で、超絶美味しいとのことだった。
青木のお爺様は気分が悪いところに、その継娘の青木愛茉が作った料理だと聞いて、考えるまでもなく断った。