第69章 一鸣驚人

ご存知の通り、このような全国規模の大会に参加するのは、通常は重点高校からの優等生であり、普通の高校からでさえ少なく、ましてや職業高校からなんて?

参加資格すらないはずだ。

上野先生が青木朝音が勉強もできない落ちこぼれだと知ったら、また激怒するだろう!

それを聞いて、多くの受験生が顔を上げ、驚きの表情で青木朝音を見つめ、全員が軽蔑の色を浮かべた。

冗談じゃないよね?職業高校からも参加してるの?この大会のレベルを下げるんじゃないの?

だからあんなに早く書き終えたんだ、結局は邪魔しに来ただけか!

残念ながらマスクをしているから、彼女の顔はよく見えない。

きっと醜くて、顔を見せる勇気がないんだろう、本当に醜い人ほど厄介だ!

「魔王あさね?これがあなたの名前?本名すら書く勇気がないんでしょう!」