「そうですね、この問題解決のテクニックは私も初めて見ました。こんなに素晴らしい解法、今日は本当に勉強になりました」
「あれ、おかしいな。試験時間はまだ半分しか経っていないのに、彼女はどうしてこんなに早く答案を提出したんだろう?」
上野先生は恥ずかしそうに言った。「ああ、最初は適当に記入しているだけだと思ったんです。問題を解くスピードが信じられないほど速くて、私はこれまでの人生でそんなに速い速度を見たことがありませんでした。それで彼女のところに行って叱ってしまったんですが、今考えると恥ずかしい限りです...」
重要なのは、そんなに速いスピードで、しかも全問正解するなんて、これはまだ人間なのだろうか?
「あれ、職業高校の生徒なの?記入ミスじゃないよね?」
「名前を見てみよう、魔王あさね?こんな名前の生徒がいるのか?」