青木朝音はハッカーたちを片付けた後、今度はファイアウォールの修復を手伝い始め、いくつかの新しいプログラムを追加し、ついでにほとんど誰も解読できない高度なウイルスをいくつか埋め込んだ。
これからの何年もの間、九領と青木会の内部ネットワークに侵入しようとする者はいないだろう。
すべて完了した後、青木朝音は再びゲーム企画書を書き始めた。実は二日前から既に書き始めており、書き終えた後もゲームのプログラミングと制作を続ける予定だ。
ゲーム名については、すでに考えていた。それは——『オールマイティ攻略』と呼ばれる。
これは彼女の転生体験を基にして制作された大型ゲームで、PC版とモバイル版があり、多様なプレイ方法と華やかな内容を持つ。このゲームが一度世に出れば、その人気はゲーム業界全体を震撼させるだろう!
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翌日、Jキングが一人で30人以上の世界トップクラスのハッカーを打ち負かしたというニュースが広まり、Jキングが九領大陸全体を救ったと伝えられ、たちまち神がかり的な存在として噂され、トレンド1位にもなった。
国の大統領までもがJキングに直接会いたがっており、すでに熱狂的なファンになっているという。他の皆と同様に、Jキングへの崇拝と憧れの気持ちは長江の水のように絶え間なく、また黄河の氾濫のように止まらないほどだ。
ほぼ国を挙げての祝賀で、誇りに思っている。
さらにネット上ではJキングのファンクラブが設立され、ファンの数は狂ったように増加中だ……
青木愛茉と青木勇太も興奮を隠せないようだった。結局、Jキングは二人のアイドルであり、今日の朝食の時も二人は熱く語り合い、顔には誇りが満ちていた。
青木愛茉は言った:「Jキングは本当に私のアイドルにふさわしい存在ね。今や彼をスーパーヒーローと呼んでも過言ではないわ。彼がどんな顔をしているのか本当に気になる」
もしイケメンだったら、きっと彼に恋してしまうだろうと思った。
「言うまでもなく、絶対にイケメンだよ」青木誠司は目玉焼きを一口で食べながら、自信満々に言った。
「うん、私もそう思う」青木愛茉は今回は完全に同意し、目に憧れの気持ちを隠しきれなかった。
「あの子はまだ起きてないのか?もう何時だと思ってるんだ、学校に行く気はあるのか」