第104章 アサガオと張り合った

「上野おじさんは年を取って、辞めて故郷に帰ってしまったから、もう彼の料理は食べられないだろうね。」

お爺さんが寂しく思っていると、ふとSNSを見ると、何人かの古い友人たちが美食の写真を投稿していた。しかもそれは蓮の庭の料理で、見るからに精巧で美味しそうで、食欲をそそられた。

お爺さんは思わず唾を飲み込み、すぐに怒り出した。「この馬鹿者ども、また蓮の庭に食べに行ったのか、絶交だ！」

そう言いながら、指は素早くコメントを投稿し、一字一句責め立て、彼らと絶交すると宣言した——三日間！

青木朝音は少し笑いたくなった。「蓮の庭の料理はそんなに美味しいの？」

どんなに美味しくても、彼女の作る料理ほど美味しいはずがないだろう？

彼女はかつて古代の宮廷料理人であり、名高い星際の神シェフでもあった。どんな食材でも、彼女が調理できない美味しい料理はなかった。

お爺さんは軽く鼻を鳴らし、軽蔑して言った。「美味しいもんか！見ればわかる、世間知らずの連中だ。何世代も良いものを食べたことがないみたいだ、本当に恥ずかしい。」

そう言いながらも、先ほど唾を飲み込んだ様子が彼を裏切っていた。青木と真田の両家が宿敵でなければ、きっとすでに食べに行っていただろう。

青木朝音は微笑み、珍しく優しく甘やかした声で言った。「今度、私が作ってあげるわ。」

ところが、お爺さんはまず一瞬固まり、すぐに頭を振った。「いやいやいや、必要ない、そんな気持ちがあるだけで、お爺さんは十分満足だよ。」

冗談じゃない、可愛い孫娘の料理はあんなに不味いのに、死んでも二度と食べたくない。

「本当に必要ないの？」青木朝音は目をパチパチさせ、わざと少し落胆したふりをした。

お爺さんはすぐに緊張し、急いで慰めた。「可愛い孫よ、お爺さんはお前を嫌っているわけじゃないよ。料理なんて疲れる仕事だし、お前がすべきことじゃないんだ。」

「でも、お爺さんは青木愛茉の作った料理を食べたでしょう？」

青木朝音の目が恨めしげになった。今度は本当に気にしていて、演技ではなかった。

「えっと...」

お爺さんは少し気まずそうだったが、堂々としていた。「あれは彼らが私を招待したんだ。最初は彼女が作ったとは知らなかったから食べたんだよ。たった一度だけだし、味もそんなに良くなかった。」