第178章 古川松陰が食事をおごった!

「いいよいいよ、2割引にしてあげるからいいでしょ?」竜野艶子は素早くメニューを持ってきて、彼らに料理を注文させた。

「艶子おばさんの得意料理は、まだ酢豚と魚の松鼠揚げですか?」全員が席に着いた後、青木朝音は尋ねた。

「そうよ、あなたまだ覚えてるの?でも今は新しい得意料理も増えたわ、唐辛子の効いた魚の頭よ、へへ」

料理の話になると、竜野艶子は目を輝かせ、心から楽しそうだった。

「いいね、じゃあ全部頼むわ、それと江小白を何本か」青木朝音は庶民的に言った。

「はいはい、すぐに作るわ、ちょっと待っててね」竜野艶子は異常に嬉しそうにキッチンへ走っていった。

「江小白ってどんなお酒?美味しいの?」北川麟兎は興味津々で尋ねた。

彼はさっき素早く動いて、北川和蒼より先に母上様の隣に座ることができた。そのせいで北川和蒼は冷たい視線を彼に向け続けていた。