第195章 二人の外国人が中華料理をゴミだと罵る

皆がそれぞれ蘭の花を選び終えると、青木朝音はトラックを出発させ、その後一行は蓮の庭を後にした。

向かいにある飯酔いグループのレストランの客足がいつも通り寂しいのを見て、青木朝音は後藤雪夜と青木誠司、そして老人たちに先に帰るよう言い、彼女は竜野艶子のところへ立ち寄った。

店内には外国人が二人だけ座っており、テーブルいっぱいの料理を前に顔をしかめ、たどたどしい日本語で文句を言っていた。

「日本の食べ物は本当にゴミだな。こんなゴミみたいな食べ物を出すなんて、食べたら絶対に重病になるぞ」

外国人は一口食べるたびに眉をひそめ、罵り続けた。「日本料理はゴミだ、rubbish、まずすぎる!」

竜野艶子は傍らでそれを聞きながら、悲しさと怒りが入り混じり、顔が歪んでいた。拳を握ったり開いたりを繰り返していた。