第341章 古川松陰は朝日会を排除すると言った

香りを嗅ぎながら、さらに美味しく食べる。数人のお爺さんたちは何百年も食事をしていなかったかのように狼のように貪り食い、まだ数口も食べていないうちに、また一人の食事を奪う者がやってきた。それは古川松陰だった。

「食事の時に私を呼ばないなんて？」

古川松陰は少し不満げに青木朝音を見て、少し傷ついた様子だった。すぐに箸を取り、必死に自分の茶碗に料理を取り始めた。お爺さんたちにすべて奪われてしまうのを恐れているようだった。

「これはあまりにも美味しすぎる！超絶無敵の美味しさだ！」厳谷お爺さんの表情が最も大げさで、一口食べるたびに感嘆の声を上げていた。

「おいおいおい、取り合いはやめろよ、鶏肉を少し残してくれ！」

お爺さんたちの箸が鍋の中で戦っている様子を見て、青木朝音は思わず笑みを浮かべた。鶏肉が少なすぎたと思い、次回はもっと多く入れようと考えた。

古川松陰は奪い合うのをやめ、満足そうに自分の茶碗の料理を食べていた。今日のご飯も特別に美味しく、止まらないほど美味しかった。

やはり、彼の妻は優秀だ！

「もっと食べて」古川松陰は惜しみなく自分の茶碗の鶏肉を青木朝音の茶碗に取り分けた。その優しさと溺愛ぶりは言葉にならないほどだった。

「どうしてここに来たの？」青木朝音は彼に尋ねた。

「君が恋しくなったんだ」古川松陰は食事をしながらも甘い言葉を囁き、わざと彼女の耳元で小声で言った。

青木朝音は彼を白い目で見た。不真面目な人だ。

1時間もしないうちに、大きな鍋の鶏肉はすべて食べ尽くされ、中の野菜も残らず、さらにはスープまでほとんど残らなかった。

数人のお爺さんたちは食べ過ぎて、丸くなったお腹をさすりながら絶えずゲップをしていた。その光景はとても滑稽だった。

そのとき、古川松陰の携帯が鳴った。彼は少し離れて電話に出た。古川木からの電話だった。「ご主人様、国際M組織がまた懸賞金をかけてJキングの居場所を突き止めようとしているそうです。今回は彼らが最高級の殺し屋を派遣して、Jキングの首を取ろうとしています。また、朝日会の内部に裏切り者がいるようです。私たちは掃除を手伝うべきでしょうか？」