第266章 陸橋北都、今日はおかしい

法律事務所で、後藤澄玲は楓川村の案件を整理して退社する時、ちょうど階下に降りると陸橋北都がすでに来ていた。

後部座席のドアを開けようとしたが、開かなかった。助手席のドアを開けようとした時、やっとドアが開いた。

陸橋北都は彼女がドアを開けても乗り込まないのを見て、言った。「たまちゃんを迎えに行ったところだけど、母が今日の場には連れて行かないほうがいいと言ったんだ。前に座って」

いつもたまちゃんと一緒に車に乗る時、後藤澄玲はいつも彼と一緒に後部座席に座っていた。

陸橋北都の言葉を聞いて、後藤澄玲は車に乗り込んだ。

その時、陸橋北都は彼女のシートベルトを締める機会を利用して、身を乗り出して彼女の唇にキスをした。

後藤澄玲は彼がここ数日キスに夢中になっているのを見て、彼を押しのけることなく、彼が情熱的にキスしている時に、思い切り彼の唇を噛んでから、彼を押しのけた。