第303章 長歌行の大結末

水墨画風のオープニングテーマが終わると、ドラマの幕が開いた。

今夜は『長歌行』の最終回だ。かつての天下大乱は、扶衣公子の助けを借りて徐々に安定に向かい、かつて蒼源山から出てきた青々しい大師兄は、今や武林を制覇する大侠となっていた。

最後の城が陥落し、新しい王朝の版図がついに確定した。

「師兄、私たちはついにこの日を見ることができましたね」田櫻兒は今や、眉目の中の活発さを失い、林霄と関係を結んで何年もの彼女は、今や少し婦人の落ち着きを身につけていた。

「うん、櫻兒、新皇との別れを済ませたら、お前を連れて山林に隠遁しよう。俺が耕し、お前が織る。もうこの世の煩わしさとは無縁の生活だ」

「はい」櫻兒は幸せそうに師兄の肩に寄りかかった。

夏挽沅はドラマを見ながら、時々視聴者たちの彼女への評価も見るので、コメント付きで視聴していた。今、テレビに映し出されているコメントもとても多かった。

【あぁ、急に林霄と小師妹が一緒になるのを見たくなくなった。やっぱり天霊姫の方が美しいと思う】

【天霊姫が可哀想で仕方ない】

【天霊姫は最後に皇妃になったって聞いたけど、また納得できない結末だね】

みんなが議論している間に、天霊姫が登場した。

今の彼女はもう舞姫の姿ではなく、厳かな宮廷衣装を身にまとっていた。

ただし、この宮廷衣装はもはや昔の明るい黄色の姫の装いではなく、新皇の寵妃の衣装だった。

城が陥落した後、大將軍は命乞いのため、美人を新皇に献上した。天霊姫は天下一の美人と称されており、一目見た新皇は彼女に魅了され、その場で霊妃に封じた。

今の沈佩は「霊」という称号を頂きながらも、その目には少しの霊気も見られず、むしろ非常に精巧な人形のようで、その目は魂のない空虚さを湛えていた。

コメント欄では新しい視聴者たちが、この人は演技力がないのか、なぜこんなに硬い演技をしているのかと言おうとした時、

沈佩の目の表情が変わるのを見た。まるで人形に突然感情が注入されたかのようだった。しかもその感情は、濃厚で抑圧的で、人が耐えられないほどのものだった。

「林どの」沈佩は無意識に礼をしようとしたが、林霄がすでに先に「霊妃様にお目にかかります」と言っていた。