第334章 ついに見つけた!!!!!

丸一日が過ぎ、さらに三千人を動員して助けを求めた結果、すべての洪水は排水され、埋もれていなかった人々はほぼ全員救出され、適切に避難所へ移送された。

通信基地局は全力で修理が進められていたが、残念ながら、何度電話をかけても、夏挽沅の携帯電話は常に「サービスエリア外です」という応答だった。

「坊ちゃま、少しでも食事をとってください。もう丸一日以上何も」と林靖が弁当箱を持ってきた。

「そうだな、もう丸一日以上か」君時陵の低い声が響いた。「下がっていい。何か分かったか?」

「沈騫によると、奥様はおそらく鍾乳洞を調査しに行かれたとのことです。場所は特定できましたので、現在全力で発掘作業を行っています。ただ、山の地形が複雑なため、時間がかかるかもしれません」

「分かった、行け」君時陵は手を振った。林靖は何か言いたそうだったが、結局口を閉じた。

——

洞窟内は外よりもずっと気温が低く、丸一日何も食べていなかったこともあり、夏挽沅の体は冷え切っていた。宣升は自分の上着を脱ぎ、挽沅の体にかけた。

「ありがとう」挽沅は少し微笑み、上着にくるまった。彼女は自分の体力が消耗し始めていることを感じていた。

「こんな場所、いつ見つけてもらえるか分からないな。俺たち二人、ここで命を落とす恋人同士になっちゃうのかな?」宣升も辛そうだったが、桃の花のような目は相変わらず明るく笑っていた。

「そんなことはないわ。きっと見つけてくれるはず」挽沅は小さな声で言った。

「さっきはなぜ俺を助けたんだ?」宣升の視線が、適切な処置を受けられなかったために大きく腫れ上がった挽沅の足に落ち、目から笑みが消えた。

「特に理由なんてないわ。あなたが押しつぶされるのを見ているだけなんてできないでしょう?」挽沅は特に何とも思っていなかった。他の誰であっても、彼女は手を差し伸べただろう。

しかし宣升は少し笑い、目が赤くなった。「その言葉、以前似たようなことを聞いたことがある。ただ彼女が言ったのは『特に理由はない、ただあなたが死ぬところが見たいだけ』だったがな」

挽沅は宣升の口調の違和感に気づき、急に顔を上げたが、宣升の表情はすでに元通りになっており、挽沅の顔を見る目には、いつもの不敵な笑みが浮かんでいた。「少し休んだ方がいい。体力を温存するんだ」