第380章 姫董事長の身分が暴露される

結局、夏挽沅は皆の印象では、家が破産した人であり、どう見ても一、二百万も使って人を食事に招待できるような人には見えなかった。

【ふーん、お金持ちだねぇ。】

【夏挽沅の家は破産したんじゃなかった?彼女の父親はもう夏家会社にいないし、どこからそんなにお金が出てくるの?】

【前の人、これって明らかじゃない?明らかにパトロンを見つけたんでしょ。でもあんなに可愛いなら、私がパトロンでも数千万使って養いたいわ。】

【頭おかしいの?あなたがパトロン?鏡見て自分の姿確認したら?夢見すぎ。彼女だってこれだけ長い間芸能人やってるんだから、百数十万なんてあなたみたいな人には天文学的な金額かもしれないけど、彼女にとってはそんなに大したことないのよ。】

百数十万で人を食事に招待したという件は、すぐに両方のファンの争いの中でトレンド入りした。

華国のネットユーザーは、ゴシップに関してはボルトのスピードとコナンの探偵術を持っている。

普段は特に注目されていないことでも、一度手がかりを辿って掘り下げると、日常の下に埋もれた多くのものが発見される。

あるネットユーザーが夏挽沅が最近投稿したウェイボーの画像を見つけ出し、いくつかのポイントを丸で囲んだ。

@夏が来たスイカを食べよう:「夏挽沅のこの一枚の写真に映っているものを見てください。このテレビ見えますか?370インチスクリーン、4K超高画質ディスプレイ、市場価格1280万人民元です。このテーブル、降香黄檀の木で、この透かし彫りの技術レベルなら、500万以下なら私の首を差し出します。

そしてテレビの横の花瓶、本物かどうか言うのも恐ろしいですが、もし本物の鳳羽琺瑯彩瓶なら、この一つの花瓶だけで帝都のヴィラが一軒買えます。

これはまだ部屋の一角に過ぎません。だから彼女が百数十万使って人を食事に招待するのは本当に小さなことなんです。

でも、ここで疑問が生じます。夏挽沅は破産したんじゃなかったの?どこからそんなにお金が出てくるの?」

【うわぁ...本当に貧乏が私の想像力を制限していたわ。羨ましさで涙が出る。】

【夏挽沅の家の近くでゴミ拾いしたい。ゴミ拾いで大金持ちになれそう。】