午後、学校から帰宅すると、おばあさんはカラフルな切符の束を真理子に見せて、おじいさんが佐藤書記からもらってきたものだと説明した。返さなければならないものもあれば、返す必要のないものもある。例えば、毛糸の切符は返す必要がない。結局、物を買うときにはお金も払わなければならないし、純毛の場合は切符があっても1斤あたり18元追加で支払わなければならないのだ!
おばあさんは、供銷社へ行って布地をたくさん買い、一人につき秋冬の服を2着ずつ用意し、真理子はさらに2着多く作れると言った。綿があれば買って綿入れ服を作り、布切符が足りなければ、前回の店員さんを探して、少しお金を払って切符を交換してもらおうと言った。
毎日学校に行って帰ってきては、家事を少しこなし、医学書や鍼灸術を研究し、朝晩に五禽戯や太極拳を練習し、異空間で座禅を組む...時間はあっという間に過ぎ、気がつけば日曜日になっていた。
おじいさんは牛車を引いて、おばあさんと真理子を連れて公社の市場へ向かった。今回は前回と違って、本当の市の日だった。道中は人々で賑わい、自転車に乗る人、牛車や馬車を引く人、歩く人、大人も子供も、ごった返して非常に賑やかだった。
市場に着くとさらに人が多く、おじいさんは牛車を安全な場所に置き、真理子と一緒におばあさんを支えながら、かなり苦労して供銷社にたどり着いた。供銷社の中、特に2階は比較的空いていたので、おばあさんと真理子はここで動き回らないようにし、おじいさんは一人で下の階に降りて周りを見て回ることにした。
前回と同じように、おばあさんと真理子はまた好きなように大量の物を買った。おじいさんが戻ってきて彼女たちの「戦利品」を見ると、何も言わなかったが、その顔には「参ったな」という表情が浮かんでいた。
三人家族それぞれに秋と冬の靴を2足ずつ、肌着や衛生服、冬服用の布地は買ってすぐに布地カウンターの縫製グループに縫製を依頼し、次の日曜日に取りに来るよう言われた。