第133章 夏休みになった

あっという間に小テストが終わり、学校は夏休みに入った。

農村の子供たちの夏休みは決して楽ではない。家の手伝いをしなければならず、十二歳以上で体格のいい子は生産隊に入って半人前の労働点数を稼ぎ、小さい子は豚や鶏の世話、ご飯を炊いたり、薪を割ったり、草を刈ったりと、毎日忙しい。それでも遊ぶ時間はあって、例えば山に入って薪を割ったり草を刈ったりするのは野外の山の中でできるし、三人五人と仲間と一緒に、仕事が終われば山の中を駆け回って野イチゴを摘んだり、山を下りて畑でサツマイモを掘り出して焼き芋にしたりすれば、お腹も満たされて楽しい。その楽しさは都会の子供が遊園地に行くのに劣らない。

おばあさんの目が良くなってからというもの、真理子は二匹の黒豚の世話さえさせてもらえなくなった。おばあさんは家の仕事は自分一人でも足りないくらいだから、真理子に手を出させる必要はないと言い、薪や草はおじいさんと佐藤承福が山から担いで帰ってくるので、真理子は毎日せいぜい食事の支度を手伝ったり、庭の手入れをしたりするだけで、あとは医学書を研究し、まるで怠け者のように見えた。

秋田おばさんはそれが気に入らず、おばあさんに「あなたは彼女を可愛がっているのではなく、害しているのよ。将来、嫁に行ったら、勤勉でないだけでなく、仕事もろくにできなければ、姑に嫌われるわよ」と言った。

おばあさんは笑って言った。「私の真理子は将来、人の嫁になるけれど、人の労働力になるわけじゃないわ。迎えた側は実の娘のように可愛がるべきよ。嫁を迎えて仕事をさせて家計を支えようなんて思う人は、絶対にうちに来て聞かないでね」

秋田おばさんは返す言葉もなく、「あなたはぼけたのね」と言うばかりだった。

真理子はおばあさんたちのおしゃべりを聞き流すだけだった。

休みになると、玉田先生は子供を連れて県の町に戻り、義理の両親や夫の家族と再会した。彼女は高橋氏太極三十六式を選んで学び、動作や呼吸法の基本をほぼマスターしたので、帰ってから自分で熱心に練習すれば良かった。