第211章 昔の恨み(二合一)_2

田原青雲は粥を飲み込む途中で、むせそうになった。

田原おばあさんはおばあさんの方を向いて言った。「彼らの外祖母、小林真実も徽州の人なんですよ。須藤ちゃんはもしかしたら聞いたことがあるかしら?」

おばあさんは笑った。「徽州はとても広いところですから、名前を聞いただけで知っているとは限りませんよ。」

田原おばあさんは頷いた。「知らない方がいいんですよ。知っていたら不幸になるかもしれませんから!」

「どういう意味ですか?」

「ふふ、昔の話ですよ。以前は過ぎたことは過ぎたことだと思って、あまり話したくなかったの。子供たちにも話さなかったから分からないでしょう。でも結局は」