第247章 歓迎会

数日後と言っていたが、あれこれと事が重なって、結局一週間が経ってしまった。

それでも田原浩誠と黒田俊欽は文句も言わず急かしもせず、二人の少年は村でおばあさんと真理子に世話をしてもらい、快適に過ごしていた。食事も飲み物も良く、橋本明彦や佐藤遠志、関口の次男たちの一団に囲まれ、毎日山に入っては山鶏や野兎を探したり、野原で穴を掘って煙で地鼠を追い出したりしていた。各生産隊も連続して池の水を抜いて魚を捕り、分け合い、各家庭では年越し用の豚を屠り始めていた……次から次へと賑やかな光景を見て、二人は楽しくて仕方がなく、すっかり帰るのを忘れるほどだった。

十二月二十四日、東京から本当に第二陣がやって来た——田原お父さんと大崎誠一だ。この時、おじいさんの山の斜面も一応片付いて、安心して「休暇」を取り、お正月を迎えられるようになっていた。

田原パパはおじいさんのまだ完成していない「薬草栽培園」を見て、肯定的な評価を与え、おじいさんがこのプロジェクトを選んだのは本当に理にかなっていると言った。彼は薬草栽培の経験はないが、このような栽培園を見たことがあり、春になって気候が暖かくなったら、おじいさんをそういった場所に連れて行って見学させ、他の人がどのようにやっているのか、その方法や経験を参考にしようと言った。

十二月二十六日の午後、真理子とおじいさんとおばあさんは東京に到着した。

田原おじいさん、田原おばあさん、そして黒田家の二人の老人が自ら空港まで出迎えに来ていた。田原おばあさんは真理子を抱きしめ、おばあさんの手を取り、嬉しさのあまり目が赤くなっていた。

おじいさんは田原おじいさんと黒田家の長老と握手を交わし、挨拶をし、少しも臆することはなかった。田原青山は自分と一緒に木工をしたり、山に登ったり森に入ったり、誠一が木に登って鳥の巣を探したりバッタを捕まえるのを手伝ったり、真理子のために野の花を摘んで草の帽子を編んだりすることもできた。ただ少し学者らしい雰囲気があるだけで、普通の人とそれほど変わりはなかった。それに真理子が言っていた通り:田原おじいさんも黒田おじいさんももうすぐ退職するし、退職したらおじいさんと同じになるから、怖がることはない!