第316章 鈴木一家_2

鈴木三男の不安が尽きないうちに、さらに大きな問題が持ち上がった。

ある日の昼頃、村外の道路から三、四台の車が連なってやってきた。先頭には二台の三輪バイク、一台のジープ、そして解放ブランドの大型トラック、さらにその後ろには六、七台の大型自転車が続いていた。一行は村の入り口で停車し、車から降りてきたのは全員が制帽に白いシャツと青いズボン姿で、腰にはホルスターに入った拳銃を下げた警察官と、人民服を着た幹部風の人物たちだった。これに多くの村民が集まってきて、しばらくすると、まず村の東側にある三男の灰色がかった屋敷から、悲鳴のような泣き声が聞こえてきた。

泣き声は家の中から外へ、そしてすぐに庭の外へと広がった。警察に連れ出されたのは、まず十八歳から二十歳くらいの女性二人で、かなり清潔で体裁の良い服を着ており、農村で働く娘たちとは違っていた。もがいたせいで今は服装が乱れ、髪も振り乱し、顔には涙の跡が残り、驚きと恐怖で顔が歪み、青白くなっていて、まるで女の幽霊のようだった。

この二人の女性は、杏花を騙して県城へ連れて行き、自ら人身売買業者に引き渡した鈴木秀子と鈴木愛子だった。秀子は三男の末娘で、愛子は同じ鈴木家の屋敷に住む次男の孫娘で、この叔父と姪の関係にある二人は地元の小学校の民間教師だった。

秀子と愛子の後ろには、同じく手錠をかけられた男性が四、五人もいて、全員が鈴木一家の者だった!

三男と鈴木おばさん、そして彼らの末息子の安全、次男とその長男、次男、長孫が二人ずつ手錠でつながれ、警察に引きずられて歩いていた。一人一人が不安げな表情で、うなだれていた。

三男の兄である長男は、以前に家族全員で古い家を出て別の場所に家を建て、鈴木家の屋敷には住んでいなかったが、今急いでやってきて、一体何が起きたのかと尋ねた。

村の書記と数名の村の幹部が県や公社から来た幹部たちと話をしていたところに、長男が引っ張って状況を尋ねると、怒った顔で言った:

「何を聞くことがある?お前の家族はまともな仕事をせず、いつも悪事を働いて犯罪に手を染めている。我々村の恥だ!」